Rhum Story of SPIRITS

Rum Runnerと”The Real McCoy"?

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“The real McCoy"とは、「本物」を表現するメタファーである。映画にもしばしばセリフの中で言いまわされ、近年では1993年のラッセル・マルケイ監督、キム・ベイシンガー、ヴァル・キルマーらが出演した映画の題名がそのものである。

最初の語源としては、1856年に英国グラスゴーのDeil's Hallowe'enが書いた詩の中に登場する"The real McCoy" may be a corruption of the Scots "The real MacKay"である。
1881には、James S. Bond'(あの諜報部員のジェームスボンドではない)が書いたThe rise and Fall of the 'Union club'; or Boy life in Canada. の中で登場人物が、"By jingo! yes; so it will be. It's the 'real McCoy,' as Jim Hicks says. Nobody but a devil can find us there." -「ジンゴよ、そうだよ、それはジム・ヒックスが言ったように「リアルマッコイ」だ。悪魔以外の誰も私たちをそこに見つけることはできない」とある。

 

 

が、なんといってもこの「リアルマッコイ」というマッチョなスラングを本当に有名にしたのは、Bill McCoyことWilliam Frederick McCoy(1877 – December 30, 1948)であろう。
ビルマッコイはあの悪名高き禁酒法時代にアメリカ人船長として、そしRum Runner(海上での密輸行為として一般化した言葉)として、海路で、それこそラム ばかりではなく、スコッチ、アイリッシュなどのウィスキーを密輸した。
ちなみにこのRum Runningという言葉は、バハマのビミニから、フロリダのスピークイージーにカリブの安ラムを禁酒した頃に発生した言葉らしい。

 

ビルマッコイ、酒を一滴も飲まないこの人物は、酒を加水したり、混ぜ物をしたりする悪徳業者がはびこる中で、手を加えない純粋でノーカット(希釈しない)な品物を取り扱った。また、彼は禁酒法を逃れるために、組織犯罪の手を借りたり、政治家や法務執行官に1セントの賄賂も払ったことがないことを自慢していたという。

 

彼は帆船で酒を運搬していたが、その手法として”Burlock”を発明した。それは藁でラップされた6本のボトル、3本は底に、その上に2本、次に1本と三角の袋にしっかりと縫い付けられたものであった。
コーストガードには「袋」と称されたいたが、仲間内では「ハム」と言われていた。
酒を飲まないビルマッコイにとってはなんの触手もわかない酒の密輸だったが、バハマから大西洋を帆走するその航海は、彼にとって天職のようなものであった。

当時のアメリカ領海は3海里であったため、その外である公海上では密貿易にならず、かれは横付けされた漁船に荷をおろした。

1923年に至るまで、その総数はなんと400万本を上回る本数だとされ、それはアメリカの津々浦々のスピークイージーにおいて市民の喉を潤わせた。1925年には拘留され、弁護士費用のために散財し尽くしたと主張したものの、その後再び密輸に手をだすこともなく1948年に71歳で無くなるまで優雅に暮らしたと。

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